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【英語の文法】その9 接続詞と4つのグループ

英文法

2つのグループには前置詞も属しています

ここまで長くなったしまったのですが、まだあと少し続きます。
あと少し頑張りましょう!

前に接続詞には4つのグループがあることはお伝えしました。

ただ実はその内2つのグループに属することができる前置詞があります。
これも覚えておくと訳す時に便利なのでお伝えしておきます。

 

前置詞といえば「後続に一つだけ名詞をとる品詞」だったと思います。
どうして「後続の文章全体をとる接続詞」と「一つだけ名詞をとる前置詞」が同じグループに属すことができるかと言うと同じような意味に訳すことができるためです。

 

ひとまず該当する前置詞を紹介します。

・「Because」グループ(〜だから)
Because of・・・〇〇のため
Due to・・・〇〇のため

・「Though」グループ(〜にも関わらず)
In spite of・・・〇〇にも関わらず
Despite・・・〇〇にも関わらず

 

では下記の例文を接続詞→前置詞に置き換えてみたいと思います。

接続詞版

I bought a book, because the book is new.
私はその本を買った、なぜならその本は新しい。

A book is old, though I bought the book.
本は古い、にも関わらず私はその本を買った。

前置詞版

I bought a book because of the new book.
新しい本だから 私はその本を買った。

I bought a book in spite of the old book.
古い本にも関わらず私はその本を買った。

いかがでしょう。
この文章はとてもシンプルな内容だったので「新しい本、古い本」という一つの名詞に置き換えることができました

当然複雑な文章になると1つの単語には置き換えることができません。
なので1つの名詞に置き換えられないような時に接続詞を使います

もちろんこれも連続して使うのを避けるために同じグループ内のメンバーに置き換えることができます。「In spite of」を「Desprite」に置き換えるだけでも単調さを防ぐことができます。

また勘違いしやすい点として「Desprite」は「of」が無いのが正解ですので
こればかりはそういうものだと覚えていただけると幸いです。

 

前置詞+名詞は副詞になったりする

Because」などの接続詞の文章は「副詞節」と呼ばれること、
副詞は基本的に前後どこにでも置けるのは覚えていますでしょうか?

これ実は前置詞の部分でも可能になります。なぜなら前置詞は

前置詞 + 名詞 = 副詞 or 形容詞

になるからです。

さきほどの前置詞「Because of」を使って例を出してみます。

Because of

これだと前置詞です。
ただ前置詞は一つだけ名詞をとりますよね。

では名詞を一つ足してみます。

Because of a new book

そうするとこの「塊全体の品詞」はなんなのでしょうか?
そう、それがまさに「副詞 or 形容詞」になるのです!

形容詞はひとまず置いておいてここでは副詞になるとします。
今は形容詞は気にしないでください

さきほどの説明では副詞は文章のどこにでも置けます。
そうなるとBecause」の文章(接続詞+文)が前に出てきても問題なく読めたように
前置詞とその名詞が前に出てきても読むことができるのです。

さきほどの例文を使うと

Because of the new book, I bought a book.
新しい本だから 私はその本を買った。

いかがでしょうか?
これは副詞だからこそなせる技です。

また英語の経験がある方はこのような最初に前置詞が最初にある英文をみたことがあるのではないでしょうか?

In the class room, we are studying hard.
その教室で私たちはもう勉強している。

In 2001, she was bone.
2001年に彼女は生まれた。

そうです!
これも「前置詞+名詞」の部分が「副詞」になって前に飛び出してきているだけだったのです。
※ちなみにこれも接続詞と同様に強調したい時なんかに前に出てきたりします

なので前置詞+名詞の塊で副詞になることは覚えておきましょう

またこの副詞はその特徴である「本来文章になくても良い」という特徴も持っています。
読めない場合は「ここは副詞だから読まなくていいや」というのもありですよ。

 

まとめ

学習した内容をまとめますと下記になります。

  • 接続詞の役割
  • 副詞節、副詞の隠れた能力(どこでも置ける、本来文章に無くてもいい)
  • 接続詞は4つのグループ、前置詞版は2つのグループに分けることができる
  • 前置詞が「副詞or形容詞」になること

こうやってみると接続詞自体もそうでしたが
新しい副詞の特徴や前置詞などもあり、とても難しいかったと思います。

今回は今まで混乱を避けるために伏せていた副詞や前置詞の特徴もお伝えしたので
一度で理解できなくても仕方がないと思います。

ただ理解することができれば英文法への理解がさらに深まるかと思いますので
ぜひ取り組んでいただけると幸いです。

 

最後に

今回は接続詞について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

長かったですよね…
ホントにお疲れさまです!

また今回紹介した4つのグループに属する接続詞や2つのグループに属する前置詞は世の中にたくさんあります。

なので

今回紹介したもの以外の接続詞、前置詞は出会ったタイミングでどのグループに属すか考えていただいてご自身だけのグループのリストを作ってみてください。

そうしておけば、かなり自分の中の引き出しは増えますので今後役立つと思います。

では文法の接続詞編はここでおしまいです。
長くなってしまいましたがここまでお読みいただきありがとうございました。

 

次の記事

準備中…

 

 

 

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