話題の書籍「英単語の語源図鑑」のレビューです。
タイトルが面白く斬新な内容でしたが、これは上級者向けだと感じた理由をお伝えします。
書籍について
少し前に本屋にも大きくレイアウトされており、多くのメディアで取り上げられたなど話題の英単語学習書です。
アマゾンなどでもその斬新さからランキング上位に入っています。
言いたいことは一つ「上級者向け」
もしこれで初心者が単語を覚えるにしても接頭語、接尾語だけから解釈するとより難解な解釈になってしまい、シンプルに意味だけを覚えた方が早いと思います。
実際、本書内で出てきた単語が知らない単語だと

「え?」
となるのであまり頭に定着せずに流れてしまいます。
知っている単語だと

「なるほど~こんな意味があったんだ」
とより記憶に焼き付きやすくなります。
解釈が無理やりなケースがある
また単語によってはしっくりこなかったり、突拍子もない解釈があったり若干無理矢理に感じることがいくつかありました。
例えば
「in(後ろに)+sult(跳ねる)=飛びかかる」が「insult…侮辱する」
ほかにも結構な数あるので

「どういうこと?」
と読んでいて軽いパニックに何度かなりました。笑
単語を覚える本ではない
初心者向けのような挿絵付きの内容にはなっていますが、初心者の方がこれで勉強しても英語スキル自体の伸びは少ないかと思います。
あと淡々と単語紹介される構成になっているので単語を知らなかったりすると結構辛い内容だと思います。
英単語をある程度知っている上級者の息抜きや、さらに難易度の高い単語に向けて推測力をつけたいという観点では効果のある面白い書籍だと感じました。
TOEICなどで900点前後取れるような上級者の方には向いている内容だと思います。
最後に
本ブログでは初心者向けの文法記事を主に投稿しているせいか
若干辛口の評価となってしまいました。
ただ上級者の方には「目からうろこ」の内容となっていますのでご興味のある方はぜひ一読いただければ幸いです。
ではここまでお読みいただきありがとうございました。
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