最近レザークラフトをはじめたので今回は名刺入れをレザークラフトで作る過程を記事にしたいと思います。
もしご興味がありましたら見ていただけますと幸いです。
レザークラフトをはじめました
まずレザークラフトは革などの素材を用意して革財布、キーホルダーなどの小物から大きいものはバッグなどもイチから手作りができる手芸の一種です。
ただ以前は知識や道具、技術も必要なものが多く敷居が高かったのですが、最近はDIYブームなどもあり、道具は安く手に入りますし、技術はネットや書籍で容易に手に入るようになりました。
そして最近ついにレザークラフトを初めてみたのでそれを記事にしてみようと思った次第です。
今回は名刺入れを作ります
また今回はレザークラフトの全体的な流れを知っていただくために自分で「名刺入れ」を作った過程をご紹介したいと思います。
最終的に下記のようなものができる予定です(素敵なインスタ風エフェクトをかけています)。
当方も初心者のため至らぬ点もあるかと思いますが温かい目で見ていただけると幸いです。
道具を揃える
まず自分はこちらの道具一式で1000円ちょっとという激安セットを買いました。
ただこれだけだと道具が足りなかったので買い足しています。
(実際は使ってない道具も多数ですが…この値段なら気にしない)
これ以外で使用している道具は各々必要なタイミングでお伝えしたいと思います。
型紙を用意する
レザークラフトにおいて型紙は全てを決めると言われるほど重要な工程です。
また型紙を作っておけば同じカタチを何度でも作れるので便利です。
まず型紙の形を決めるために図面が必要になるのですが
自分はイラストレーターで寸法に合わせて図面を作成・印刷しました。
図面はPDFでダウンロードできるようにしました。
レザークラフト 名刺入れ型紙
そして印刷した図面を下記のような厚紙に貼り付けます。
図面・厚紙はA4サイズ、厚紙がない場合はお菓子やティッシュ箱を広げて使ってもOKです。
厚紙に図面を貼り付けたら、図面に合わせてカットするのですが
下記のように大まかに一旦パーツごとに切った方が切りやすいです。
大まかに切っていた型紙を図面に合わせてカッターナイフなどで綺麗にカットします。
ちなみにこのカッターマットは100円ショップで購入しました。(ただすごく小さい…)
思いの外、綺麗にカットすることができました。
あと真っ直ぐのラインはものさしなどを使ってカットすると綺麗にカットできます。
ただ厚紙に貼り付けたときのボンドが乾いてなかったため、力を入れた時に下記のように図面が若干破れてしまいました。
でもそもそも外側しか使わないですし、許容範囲です。
あと型紙のカットは全部綺麗にカットするのは難しいですので少しのミスであればいい味になるぐらいに思って進めた方がスムーズです。
型紙を使って革にラインを描く
作った型紙を用意した革の記事に押し当てます。
その型紙の周りにマイネームペンなどでカットするラインを描きます。
自分はある程度太さがあったほうが見やすいので太めの方を作っています。
ラインを描いている間は型紙は動かさないように注意します。
無事に全パーツのラインを描くことができました!
型紙を使って革を切り出す
では早速ラインに沿って切り出します。
薄い革なら頑張ればカッターナイフでも切れるのですが
革では裏面が繊維のようになっているため切れにくいことがあります。
そこで下記のような「別たち」と呼ばれるナイフを使うと革の厚さに関係なくスムーズに切ることができます。
ひとまずパーツごとに大まかに切ることができました。
ここから「別たち」を使って切ろうと思ったのですが
今回の革はとても薄いので裁縫用のはさみでも切れることがわかりました。
今回はこれでカットしてみます。
ハサミを使って無事にカットできました。
今回は例外としてハサミを使いましたが別たちが使いやすければそちらでも問題ないと思います。
床面磨き・コバ磨き
では無事に革がカットできたので革を少し加工してみようかと思います。
革の裏面などはそのまま使うと毛羽立ちなどが目立って不格好だったり傷みやすかったりします。
その予防として「トコノール」という磨き用ペーストを革に塗りつけて床面磨きをします。
下記がトコノールです。
床面磨き
一般的に床面磨きではトコノールを塗った後に実際に塗りつける作業を下記「ガラス板」と呼ばれる道具を使います。
ただ今回できるだけ節約しようという考えのもと取り組んでいますので
調べたところガラス瓶でも大丈夫とのこと。
手元にあったドリンク剤の瓶を使うことにしました。
自分は手でトコノールを取って、まんべんなく塗って
瓶を使って革の裏面全体に広げるように磨きました。(ヘラなどあればそれで塗っても大丈夫です)
ただドリンク剤の瓶を使った後に思ったのですがあまり綺麗に磨くことは難しかったです。
そして後日、ガラス板を購入したのですがこちらの方がまんべんなく磨けるので綺麗に仕上がります。予算がある方はぜひ購入してみてください。
コバ磨き
では次はコバ磨きです。
コバ磨きとは要は革の側面を磨く作業です。
主に下記のような「コーンスリッカー」と呼ばれる道具を使って磨きます。
※最初に紹介したセットを購入した場合、すでに含まれているため購入する必要ありません。
コバ磨きも先程と同じように側面にトコノールを塗ってコーンスリッカーを使って磨きます。
木段差になっている部分に革の側面を当てて擦ることで磨くことができます。
そしてすべての角を磨き終わったら作業は無事完了です。
では次は接着作業に入りたいと思います。
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