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【Unity】値上げによって起こる将来を考察

Unity値上げによる将来を考察 Unity

国に例えることが出来る

これは国にも置き換えられるのですが
ゲーム会社や企業を個人よりもお金を持っている「お金持ち」とします。
そしてインディー開発者を「庶民」とします。

こういう話を聞いたことがありますでしょうか?

年収890万円未満の人たちの税では国を支えられない

国が必要としているお金はたくさんあり
そのほとんどが世の中で言われるお金持ちの税金によって支えられているということです。

ただこの構造を知らないと
「庶民はお金持ちに増税をするべき」と言ってしまいがちです。

実際に増税するとどうなるか考えると
お金持ちはもっと税負担が少ない海外に移住します。

そりゃそうですよね…

よりわかりやすく「国」を「ゲームエンジン」に置き換えると

国・・・Unity(ゲームエンジン)
お金持ち・・・企業などのゲーム開発会社や売れてる開発者
庶民・・・小規模ゲーム開発チームや個人
税金・・・利用料(ロイヤリティ)
海外移住・・・他のゲームエンジンへ移動
例文を出して置き換えてみます。
今の「国」だと「お金持ち」は
「庶民」に比べて「税金」が高いから
ほかの「国」へ「移住」する。
を置き換えますと
今の「Unity」だと「企業や売れてる開発者」は
「インディー開発者」に比べて「利用料」が高いから
ほかの「ゲームエンジン」へ「移行」する

うーん、辻褄があってしまう…

 

税金を誰が穴埋めをするか

国の税金が減ってしまい、今まで庶民の分まで負担をしてくれていたお金持ちが抜けた穴は誰が埋めるのでしょうか?

それは庶民です。

ほかの税金が上がり、全国民が年収に関係なく払わないといけない消費税などが上がっていきます。
このようにお金持ちの増税をしすぎると2次的な被害を庶民が受ける可能性があります。

この話しをゲーム会社とインディー開発者
置き換えるととても怖いですよね

 

理由があるから炎上している

以上のことを踏まえると増額に対して抵抗があるのは

もちろんですが「数年後に変更します」などのユーザーに選択の余地を与える誠実さは
見せるべきだったのではないかなと思います。

数ヶ月後に実施しますと言っても、移植したりできる企業なんてほぼいないでしょうし…
急なアナウンスで増税を申告してくる当たり、理不尽さは避けられません。

みんな人生設計して生活しているわけですし…

 

選択肢として考えられること

Unityを使い続ける選択もあるかと思いますが
将来的な面では先程のように個人に影響がでない可能性もないため
ほかのエンジンに移動したり、自分で作ったりを選択をする個人や企業も多いかと思います。

私が考えられる方法としては

  • アンリアルエンジン
  • GameMaker
  • GodotEngine
  • 自作エンジン
  • Unityで様子見

ぐらいでしょうか。
ツクールで成立するものならそういったツールを使うのもありかもしれません。

もちろん、Unityの動向を伺うのも選択肢としてありますし、私はそうするつもりです。

こういう時に自社でゲームエンジンを育てられていた企業と
そうでない企業の価値にも差が出てくるかもしれませんね

 

株式上場の影響?

このような判断をしたのは株式市場に上場して
株主からの圧力があったのではないかなという意見も散見されました。

会社で一番偉いのは社長と思いがちですが、実際は株主です。
なのでその人達が売上を無理をしてでも上げろといえば上げるしかありません。

そもそも投資家はゲーム業界の将来や成長よりも配当など
自分へのリターンを望む傾向もあるので上場自体があっていなかったのかも…

今までにない不自然な動きに納得できる理由です

 

ゲームエンジンに依存しないスキル

私自身の本音をいうとゲームエンジンを含め様々な開発スタイルを
経験してきたことがあるのでそこまで焦っていないのが本音です。

以前「ゲームプログラマーに数学が必要な理由」でもお伝えした内容となりますが

ゲームエンジンなどに依存した技術力だとフォローしきれない事が多いです

改めてスキルは磨きつづけないといけないと感じる出来事でもありました。

 

余談:ウメハラさんの言葉

日本初のプロゲーマーであり、続けることが難しいと言われる
Eスポーツ業界で最前線を走り続けるウメハラさんが「勝ち続ける意志力」で仰っている言葉

その場しのぎの裏技で勝っていたとしてもそれがなくなった時に勝ち続けることが出来ない

にも当てはまる内容だと思います。

ゲームを作るツール、ゲームエンジンはもはや裏技であり
依存していると選択肢からなくなった時に何かしらの損害を受けてしまうということですね。

今頃感はありますが、最近読んだ本だったので

かなりゲーム制作にも当てはまるのでおすすめです

 

恐ろしいシェア率の世界

マーケティングの世界ではシェア率を取ってしまえば反発があっても動かせてしまう
いわば独裁のような構造でも動かせてしまうとはよく聞きます。

Unityはシェア率が大きいので
常にそのリスクがあったのでそこには注意をしていました。

今回の件で少なからず以前のような信頼が揺らいだことは
否定できないかもしれません

ただこれはUnityに限らずどの企業でも起きてきたことだとも感じます。
Adobeなどのサブスクももはや税金となりかなりの負担になっている個人も多いでしょうし、シェア率や業界のバランスが偏るとどうしてもこういったことが起きてしまいますね…

 

「Unity側の考え」をもう一歩先で考えてみる

Unityとしてアプリ単価を上げたい可能性も考えてみたいと思います。

あくまで想像なのでポジティブに考えすぎと思われるかもしれません

現在、Unityのゲームエンジンとしての価値は年々高くなっています。
それに関わらずゲームエンジンの利用費は安いです。

開発費が安すぎるが故に利益率の低い無料ゲームが大量リリースされることもあり
それを遊んで暇を潰している人も多いと思います。

ただ世の中の人間は無限ではないのでゲームを遊ぶ人というのは限られています。

無料・低価格なゲームを遊ぶことで単価が高いゲームを遊ぶ時間が減り
ゲーム業界全体の損失になりかねない可能性です。

利益率が低いアプリの開発に携わればクリエイターの報酬が減ります。
逆に高いアプリなら増えるでしょう。

そして今回のUnityの方針によって利益率が高いアプリしか出せない方向であれば
それを作るクリエイターの報酬は上がる可能性すらあります。

質の良いもの以外は淘汰されてしまう可能性

今後、質の良い・単価が高いゲームを作れる人が重宝される市場になっていくと予想されます。
簡単なゲームを量産&マーケで儲かる時代は終わり、売り切りでインストール単価を確実に確保できるので基本無料アプリ自体が淘汰されやすくなるかもしれません。

売り切りならインストール単価を確実に確保しやすそう

そしてアプリの数や開発自体の数は減り
クリエイターの需要のある人材像としては「とりあえず動くもの」というよりも
「本当に良いものを作れる人」にニーズが移行するのかもしれません

 これからはさらに競争が激化するかもしれませんが業界的には利益が上がるということですね。アリといえばアリなのか…

 

次のページへ

次はUnityの最新のニュースなどもお伝えしていきます。

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