今回はUnity開発で便利なバージョン管理について紹介してみたいと思います。
例えば開発していると突然バグが起きてしまい原因がわからないケースがよくあったりします。
そういう時に管理ソフトを使うとすぐに戻せたりして便利なので利用していない方は一度読んでみてくださいね。
バージョン管理ソフトとは
バージョン管理とはゲーム開発の現場やITの開発現場で日常的に使われている開発の変更やログを残すためのソフトです。
機能としてはログを見ることが出来るのでチーム開発の場合、誰がどこで何を更新したかを知ることができます。
あともし突然、意味不明なバグが出てしまった場合にバグが出ない状態まで戻して検証することも容易になります。
Unity開発では必須
開発をしたことがある方は心当たりがあると思うのですが
Unityではバージョンアップやプラグインを入れることで突然動かなくなることがあります。
ましてやチーム開発では同じファイルの編集など、同時に作業してしまい修正しようにもできなくなってしまうケースだってあります。
そういう場合に正常な状態まで開発環境を戻したり、作業が被った部分をうまく統合するのが「バージョン管理ソフト」の役割です。
バージョン管理ソフトの種類
管理ソフトの種類はいくつかあるのですが、それぞれの開発環境に併せて選択して利用するのが一般的です。
ここでは3つのバージョン管理ソフトを紹介したいと思います。
Subversion
コンシューマゲーム開発では一般的なソフトです。
レガシーなゲーム開発をしている企業ではまだ使われており、機能としてもバージョン管理をするのみであれば十分過ぎるほどの機能を有しています。
「TortoiseSVN」などのクライアントソフトを利用すれば簡単に利用できるようになります。
Git
現在最も使われているバージョン管理ソフトかもしれません。
ウェブ系、アプリ系などの最近盛り上がりを見せている業界で使われている印象です。
Gitをウェブブラウザ上で利用できるサービスも増えており、GitHub、GitLab、Bitbucketなどが有名です。
個人的にはSubversionに比べ、チーム開発に向いている管理ソフトだと思います。
例えばSubversionのようにリーダーに無断でソースコードを更新できない仕組みやサーバーに上げる前に作業を保存しておく仕組みがあったりと他に比べ便利な機能が多いです。
今後、Unityをバージョン管理するならGitかなとも思います。
Perforce
アンリアルエンジン(UE4)と相性の良いバージョン管理ソフトとなっており、そのためコンシューマゲーム業界で利用されることが多いように感じます。
一度業務で利用したことがありますが、途中で作業中のものを一時保存できる機能があったり、Subversionよりも便利なくらいでそこまで違いがないとも感じています。
特別UE4を使う場合を除いては無理して使う必要はないとも思いますね。
最後に
今回はバージョン管理ソフトの紹介のみでしたが、いかがでしたでしょうか。
次回は実際にGitHubというサービスを使ってUnityを管理する方法を紹介していきたいと思います。
ご興味のある方は次回もお読みいただければ幸いです。
ではここまでお読みいただき有難うございました。
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