今回は以前取り上げたUnityの値上げに続報があり、料金プランが見直されたというアナウンスがありました。その記事を見ながら一体どんな変更があるのか調べていきたいと思います。
これまでの記事
これまでUnityの新価格に発表に伴い起きた炎上について記事にまとめております。
事前に見ておくとわかりやすいかと思われます!
見直された料金
発表された情報はこちら
日本語の内容はページ下部の言語設定を「日本」にすると可能です。
さっそく内容を見ていきましょう!
開幕のあいさつ
本文はこのように始まりました。
コミュニティの皆様へ
私は Unity エンジンとエディターチームを率いる Unity Create のリーダー、Marc Whitten です。まず、この言葉から伝えたいと思います。この度は 皆様に混乱を招き、ご不安な思いをおかけしてしまい本当に申し訳ございません。
とても大事なことですね!
後悔の念を伝える
新しい Runtime Fee ポリシーを発表する前に、もっと多くの皆様と話し合い、皆様からのフィードバックを十分に取り入れるべきでした。このポリシーの目的は、お客様のサポートを現在そして将来にわたって継続し、Unity のゲームエンジンにさらなる投資を続けていくことです。
「発表前にユーザーに相談した上で料金のポリシーを決めるべきであった」ということですね。
たしかに事前に相談ができていれば
これほど炎上しなかったと思われます
「値上げ」は必須
内容を見ているとおそらく値上げは絶対条件なのでしょうね
前回の記事でも取り上げた内容ですが、とにかく赤字続きのようですし…
上場したからには経営を改善しなくてはならないですよね
事前にユーザーの意見を聞かなかったこと
Unity を支えているのは皆様であり、皆様の声に真摯に耳を傾け、信頼を得るために努力する必要があることを理解しています。私たちは皆様のご意見をお聞きし、それに対応するためにすでに発表したポリシーに変更を加えました。
意見を聞いたとありますが、SNSで他のゲーム開発者の人たちも触れてなかったので
ヒアリングしたのは主に海外ユーザーなのかもしれませんね。
日本で炎上する前は海外で大炎上していたようです
Personal版の改善内容(旧Plus)
Unity Personal プランは引き続き無料となり、Unity Personal でビルドされたゲームの Runtime Fee は発生しません。上限を 10 万ドルから 20 万ドルに増額し、Made with Unity のスプラッシュスクリーンを使用する条件を削除する予定です。
Personalプランは引き続き無料、前回あったインストール台数に応じたランタイム料金はなし!そしてUnityスプラッシュスクリーンも削除できるようになりました。
Personalユーザーにとっては以前より良くなったように思います。
Personalだけなのは少し気になる
Proはどうなのでしょうか?
あとたしか前回のアナウンスでPlusは新規受付がなくなったのでProに移行すると言っていましたね。そのあたりも見ていきましょう。
プロ版を見てみる
Pro版とPlus版がどういった扱いになるか曖昧だったので
前回の記事を見てみます。
最後に、Unity が提供するプランのラインナップをシンプルにする目的で、本日 2023 年 9 月 12 日より、Unity Plus のサブスクリプションの新規ご契約の受付を停止させていただきます。現在ご契約中のお客様は、即時対応の必要はありません。10 月中旬に Unity Pro へのアップグレードを案内する E メールが届き、現在の Unity Plus の料金で Unity Pro を 1 年間利用できます。
とのこと。
プロ版を一年間お安く使えるけど
それ以降のプランはご自身で判断してねってことでしょうか。
お試しで安く使えるのは良いかもしれませんね
これまでのPlusとProの違い
プラス版はすでに廃止されるということなのですが
このサイトを参考にすると、プランごとの違いは下記のようになります。
参考サイトは1ドルは130円だと思われますのでご注意ください
Plus版
Pro版
Plusの特典としてUnityLearnという学習サイトを利用できたり
支払い方法によってはUnityCloudを一定額分利用できるなどもあるようです。
Plus版はスプラッシュスクリーン以外の目立つメリットは
少なそうな印象をうけました
統合した方がわかりやすい
たしかにメリットが分かりづらい分、新しいアナウンスにあったように統合した方がわかりやすい感じはあります。
なので、これまではスプラッシュスクリーンを消すというよりも、1300万円以上の売上が出てしまった場合は強制的にPlusに移行するしかなかったということの方が多かったかもしれませんね。
スプラッシュスクリーン消さなくて
ユーザーからすればそこまで印象悪くは無い気はします
Plusを利用していた人には吉報?
Plusを利用するためには月額4840円なので年額は約6万円ほどです。
条件は10万ドル(1300万円)でしたが
今回Plusが廃止されたことによってボーダーラインが20万ドル(2600万円)に上がり
Plusユーザーだった人もPersonalを使えるようになりました。
そして今回のスプラッシュスクリーンを消せることによって
実質すこし得をしたことになります。
月額が不要になってしまった…!
Plusユーザーから不満が続出していたと思われる
ただ前回炎上したアナウンスではスプラッシュスクリーンに言及がなかったため
Plus版を利用していてUnityロゴを消せていた人達がPersonalでロゴを出すか、高いPro版を使うしかない状況だったと予想されます。
気づいていませんでしたが、こんなところにも炎上の要因があったのか…
ただ今回のスプラッシュスクリーンをなしにするのはサービスでもなく
Plusユーザーからの指摘があったので旧Plusユーザーである新Personalユーザーをまとめて反映したという感じですね。
PlusユーザーのおかげでPersonalユーザーも恩恵を受けた形が近そうです
気になる「料金」を見る
では、さきほどの料金修正の話に戻ります。
過去 12 か月間の売上が 100 万ドル未満のゲームは手数料の対象とはなりません。
ここでは先程の日本円換算である1ドル130円で計算しますが
100万ドルというと1億3000万です。
要するにそれ以下のゲーム開発は手数料は取らないということですね
100万ドルは多いのか
私のような庶民には体感しづらい額なので
おそらく多くのインディーゲーム開発者なら一度は夢を見る一攫千金なので
100万ドルがゲーム開発にとって多いのか少ないのかを考えてみましょう。
参考程度にあの大成功インディーゲームで考えてみましょう
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次は「あのインディーゲーム」で売上を計算してみたいと思います!
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