「だから〜」と「〜だから」の違い
見た目だけで見ると「〜だから」と「だから〜」で「〜」位置が違うだけに見えるかと思いますが
これによって大きな違いが生まれます。
「〜」の位置には先ほど説明した副詞節という本来無くてもよい英文が一つ入ります。
しかし、実際は「So~」などの場合、無くなってしまうと文章は成立しなくなってしまうのです。
では例をあげてみます。
またこの文章の結論は「本を買う」という行動のあとの「本を読む」という行動です。
・So
I bought a book, so I read the book.
私は本を買った。だからその本を読む。・Because
I read a book, because I bought the book.
私は本を読む。本を買ったから。
では接続詞側の副詞節と言われる「接続詞とその文章」を消してみましょう。
・So
I bought a book.
私は本を買った。・Because
I read a book.
私は本を読む。
あれ?
この文章の結論で言いたかったことは「本を読む」ということだったのに
「So」の方では消えてしまいました…
そうなんです。
さきほど分類できなかった「So」、「Therefore」、「But」、「However」などは
どれも結論に繋がる要素のため不要とは言えないんです。
だって言いたいことが最終的に言えないということは無くしても問題ないとは言えないですよね。
文法的にはこのような接続詞は「等位接続詞」と言うようです。
名称から察するに「主節と等しいくらいに重要」ということではないでしょうか。
ですが、個人的には特に名称は覚える必要はないと思っています。
なぜならさきほどのグループ化をしておけば
使う時には下記のどのグループに属しているかで実際使うことが出来てしまうからです。
- Becauseグループ
- Soグループ
- Thoughグループ
- Butグループ
ちなみにここでは「Becauseグループ」と命名していますが
これはあくまで「Because」が私自身一番覚えている接続詞なので命名しているだけとなります。
もし同じ意味の「Since」が思い出しやすいのであれば、その名前を取って「Sinceグループ」としてもらって大丈夫です。
接続詞をグループ分けしてみる
ではさきほど紹介した接続詞を一旦すべてグループ分けしてみたいと思います。
・Becauseグループ(〜だから)
Because・・・なぜなら〜、だから〜
Since・・・だから〜
As・・・なので〜
・Thoughグループ(〜にも関わらず)
Though・・・〜にも関わらず
Even though・・・〜であるのに
Although・・・〜であるが
・Soグループ(だから〜)
So・・・だから〜
Therefore・・・それゆえに〜
Thus・・・したがって〜
Hence・・・このゆえに〜
・Butグループ(でも〜)
But・・・でも〜
However・・・しかし〜
Nevertheless・・・それでも〜
いかがでしょうか?
これで各接続詞の意味まで覚える必要はなくなりました。
でも実際に使ってみないと便利さがわからないので
次は具体的にどのように使うかを一度実践してみたいと思います。
コメント