今回はゲームアプリで「言語切り替え」を対応することになったので
「Unityでの言語切り替えプラグイン」を作成してみました。
必要最低限の機能となりますが、シンプルなプラグインとなっているので
多言語対応を検討されている方にご活用いただければ幸いです。
ローカライズとは
簡単に言うと「言語切り替え」です。
リリースする地域に合わせて言語を変える仕組みです。
海外リリースが当たり前となった昨今では
「なくてはならない機能」です!
ローカライズのメリット
もちろんローカライズの仕組みを入れるのは面倒だったりします。
ただ入れるからには色々とメリットがあります。
それをいくつか紹介したいと思います。
遊んでもらえるユーザーが増える
今まで日本でしかリリースしていない場合、大きな機会損失をしている可能性があります。
日本のゲームユーザーは多いと言われても、世界中のユーザーと比べればほんの一部です。
日本より人口も多い所も多いですし
発展途上でこれから成長する市場だったりチャンスは膨大と言えそうです!
また色んな方に手に取って遊んでいただけるだけで
最近は参入が多すぎてほとんど遊んでもらえなくなったインディーゲーム業界でも
そういった工夫が重要になってきていると感じるこの頃です。
最近は結構クオリティ高いゲームを出しても対策をしなければ反応がなかったりする時代になってきていたりします。
ランタイム(実行時)に切り替えられるのは便利
言語ごとにビルドしてリリースすることも可能ですが
世界に言語は40以上あるので修正があるたびに全てを再ビルドするのは大変です。
そういった時にローカライズのシステムがあれば
ビルドするのは一つだけで良いので効率的になります。
実装次第ではゲーム内で
ワンタッチで切り替えられますし、とても便利!
翻訳は無料でも可能
これまではGoogle翻訳一強でしたが、最近ではディープラーニングという機械学習を用いた精度の高い翻訳サイト「DeepL」というサービスがあります。
個人開発の方がプロの翻訳をお願いするには
敷居が高そうなのでそういう方はひとまずこちらを活用するのが良さそうです。
説明やゲームの内容を伝えるだけであれば
翻訳内容も良い線いってます!
自作ローカライズ機能を作った経緯
これまでいくつかゲームアプリを作ってきたのですが
英語を直接入力したゲームだったり
日本語のみのゲームだったり
実際に多言語対応したゲームアプリを実装したことがありませんでした。
面倒なので避けていたんですよね…
ローカライズのアセットを利用してみた
最近作った「大隕石 – メテオシューティング」では
市販のアセットを使って実装してみたのですが
便利だけどカスタマイズできないのが辛いと感じることがありました。
アセット自体が多機能すぎてわかりづらかったのと
今後一切カスタマイズが出来ないのが辛いなと感じていました
家庭用ゲームの開発でもよく使う機能だったので自身でも実装経験もありましたし、勉強のために一度自分で作っておこうと思った次第です。
勉強にもなりますし、シンプルなものだったので
作るのは1日かからないレベルでした!
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次のページでは実際の導入手順などを紹介していきます!
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