接着する
レザークラフトでは下記のように縫い合わせる前に縫い合わせる革同士を接着します。
接着では下記のボンド(皮革用強力ボンドエース)を使っています。
一度、ホームセンターで売っている普通のボンド(革可能)で接着したのですが
透明にならないし、接着も弱いし、微妙だったのでレザークラフト専用のものを購入しました。
ちなみにこのボンドは近くの東急ハンズで買いました。
最初はAmazonで評判の良いサイビノールを買おうと思ったのですが
これ3つも買わないと送料が無料にならないという…
実際3つも必要ないので色んなサイトを探したのですが、どこもまとめて購入しないと送料がすごいかかってしまう。結局近くの東急ハンズで買うことにしました。
でもこれも接着もしっかりできるし、乾くと無色になるのですごい気に入っています。
では早速接着作業に入ります。
自分は爪楊枝の手で持つ部分にボンドをつけて接着しました。
無事に両方サイドとも接着することができました。
そして接着したパーツと外側のパーツを当ててどんな感じになるか確認してみます。
…ぽいですね!
糸の穴を開ける(菱目打ち)
名刺入れの形が出来てきたので縫い合わせていこうと思います。
ただレザークラフトの革はとても硬いため、そのままだと針を通せません。
なのでその前に針を通すために穴を開けてあげる必要があります。
そのための道具が「菱目打ち」です。
また穴同士のピッチは4mmを使っています。
でも実際どこに穴を開ければ良いかわかりませんよね?
そこで出てくるのがガイドラインを引く「ステッチンググルーバー」という道具です。
これを縫い合わせたい箇所に引いていくことでガイドラインを引くことができます。
※最初に紹介したレザークラフト一式セットを購入している場合は含まれていますので
別途購入する必要はありません。
早速、こんな感じでガイドラインを引いてみます。
無事必要なところにガイドラインを引くことができました!
これで穴を開ける場所がわかりやすくなりましたね。
そしてここで菱目打ちを革に打ち込まないといけないのですが
そこでゴムハンマーの登場です。
自分はたまたま家にあったのものを使っています。
ただ一応貼っつけてはいるのですがアマゾンで買うと割高なので100円ショップやホームセンターで買った方が良いかと思います。(近所のところでは売っていました)
あとこのゴム板も必須です。
この上に革を置いて、菱目打ちとゴムハンマーで穴を開けていきます。
※使わないと机に菱目打ちが刺さってしまいます
こちら自分はアマゾンで購入したのですが、近所のホームセンターでもあったのでそちらでも良いと思います。
では菱目打ちを使って穴を開けてみましょう。
こんな感じでラインに合わせて刃先を合わせて、ゴムハンマーで菱目打ちの上面を叩きます。
※また結構な騒音がでるのでマンション住まいの方などはご注意ください。
このように無事ガイドラインに沿って穴を開けることができました。
コツとしては自分が使った菱目打ちの場合は6つ先端があるので
手前に開けた穴に一つだけ先端を引っ掛けて5つずつ開けて行く方法です。
でも自分の開けやすい方法があればそちらのほうが良いと思います。
最後の接着
では次は縫い合わせたいところですが、
その前に最後の接着をしたいと思います。
革を確認してもらうと後一つだけ接着出来ていない箇所があると思います。
はい、この名刺を入れるポケットになる伸縮する箇所の接着です。
接着するときはさきほどと同じように爪楊枝で接触箇所にボンドを塗って貼り付けます。
こんな感じで内側に折りたたんで接着します。
また折りたたんだ革の反発で剥がれてしまう可能性もあるので重しを置いたり、傷がつかないように洗濯ハサミなどで挟んだ方が良いです。
無事接着できました。
乾ききってないので若干白いところもありますが問題なさそうです。
へりおとし
縫う前の仕上げとしてへりおとしをしておきましょう。
へりおとしは簡単にいうと面取りのようなもので角張っている断面などを削って滑らかにする作業です。
道具はへりおとしというものを使います。
※これも最初に紹介したレザークラフト一式セットを購入している場合は含まれていますので
別途購入する必要はありません。
このように角張っている箇所に当てて削ります。
ちなみに薄めの革だと削っている時に動いてしまうのでものさしなどを横に当てて削ると滑らかに削れます。
こんな感じで削ります。
角という角を「へりおとし」てみました。
そして仕上げにヤスリなどがあれば軽くやすって上げるとより滑らかになります。
一通り、へりおとしをすることができました。
このように面取りしておくと再度コバ磨きをする時に綺麗に仕上がるのでおすすめです。
では次は革を実際に縫い付ける作業です!
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