日曜劇場「アトムの童」をゲームエンジニアが考察してみた!

アトムの童を考察! その他

日曜劇場で放送されているドラマ「アトムの童」について
ゲーム業界に携わる身としてコンシューマーゲームの中小企業、大手企業やモバイル開発企業に携わった経験などから業界人目線で考察や気になったことをお話できればと思います。

※考察内容にネタバレが含まれる可能性もありますのでその点ご理解お願いいたします。

「アトムの童」とは

TBSテレビで放送されている日曜劇場のドラマ「アトムの童(こ)」

物語の大筋としてはインディーゲームと呼ばれる小規模チームや個人の開発者が大きい権力を持った大企業と戦うといったストーリーです。

これだけ聞いていると「The 日曜劇場」って感じですよね。

下町ロケットとか陸王とか勧善懲悪で見ていてスッキリしますし

自分は大好物です…!

 

今ならTverでも観れる

放送から1週間はTverでも観れるので
まだの方はぜひ観ていただけると幸いです。

きっとゲーム好きならたまらない内容です!

 

考察してみる(ここからネタバレ含む)

ではここからはドラマを見て自分が感じたことをつらつら書いていきたいと思います。

あくまで個人的な意見もありますのでその点ご理解お願い致します!

 

主人公はエンジニア?

おそらくプログラムやデザイン、アイデアなど
オールラウンダーとして活躍できるクリエイターだと思われます。

劇中でもプログラムのコードを書く作業は山崎賢人さん演じる主人公「安積 那由多(あづみなゆた)」がしていため最もチームでコードもかけるのは主人公だと思われます。

 

デモ版を一人で完成させた

また1話の最後に主人公が作ってきたデモ版のゲームで絵素材をプログラミングして動かしていたので
本人が「絵をかける」もしくは「加工する技術がある」と見受けられました。

デザイナーとは

ゲームシステムなどを考える企画職について劇中でも「アイデア」というワードが本人が強調していたので企画やアイデア出しなどのプランナーの仕事はご自身で行われていると思われます。

そのため主人公の那由多くんは
すべてオールマイティにこなせるクリエイターだと思いました

 

 

「すべて一人で出来る」ならチームは不要

ただ気になる点としては
もともと天才ゲーム開発者として評価されるに至ったゲームソフトがあるのですが
物語の中に共同で開発したと思われる人物が2名います。

その開発中の描写でもコーディング(プログラムコードを書く作業)は主人公がしていたので
最もコードが書けるのが主人公だと思うのは容易に想像できるのですが

そうすると他の2人はチームで何をしていたかという点が気になります。

考えられるのは

  • 同じようにアイディア出し
  • デザインに特化した人物

だと考えられます。

そのため絵を書いたり、コードを書いたり、オールラウンダーであるものの
主人公はコーディングやアイデアに特化している人物の可能性が高いです。

本来自分がすべて一番できるのであればチームを組む必要がなく一人で作れば良いですし
そういった点でも他の二人は主人公にないスキルをもった人物だと思われます。

 

 

「エンジニアとしてのスキル」を考察

ここでは私自身の本業であるエンジニアついて独断と偏見で主人公を分析してみたいと思います。

あくまで長年の経験からの偏見です

 

ゲーム企業に勤めたことはなさそう(今のところ…)

ゲーム業界人からするとゲーム企業での勤めた経験があるとある程度のスキルがある人だと認識できます。

昔からあるコンシューマ系のゲーム企業に在籍していた人なら中小企業でも入社テストがありますし、試用期間で切られるなど、仕事が出来なければ仕事が続けられないようなハードな仕事のため業界内で勤めていた経験があればスキルがある程度保証されている部分があります。

今ところ主人公にそういった描写はされていないため
「違うのかも」と思ったりしました

 

主人公は「インディーゲーム開発者」

そうすると主人公はインディーゲーム開発者と見て取れるので
正直なところスキル自体は測りかねるのが本音です。

インディーゲーム開発者は実はすごい人と素人同然の方もいるので

実力の差がゲーム業界内よりも大きいと感じています

ただ私自身の経験からの偏見ですが…開発現場でインディーゲームをきっかけに転職されてきた方と一緒に仕事をしたこともあるのですが、全体的に企業に勤めていた方のほうが基礎的な知識、仕事スキル、情報工学、プログラミング、数学などの知識などを含めスキルのアベレージが高い印象があります。

そのため主人公はアイデアのスキルは高いけれど現段階だと「エンジニアとしてスキルは普通かも」というイメージを持ちました。

彼らが作ったゲームも技術が高いというよりも「アイデア重視の2Dゲーム」だったのもあります

 

優秀なエンジニアなら良い仕事をしているはず?

優秀なエンジニアであればドラマで描写されていたバイトのような仕事をせずとも
割と高給な仕事も多いので過去のトラウマであるゲーム系を避けたとしてもわざわざ効率の悪い仕事をしていることに違和感を感じました。

息抜きのつもりで全く関係のない仕事をしていた可能性もありますが

そのあたりは本人しかわからないですよね

 

タイピングが遅いかもしれない

あと描写の中でタイピングしている指が映るのですが
エンジニアの中でも遅い印象を受けました。(事務されている方のほうが早いかも…)

プログラマー とは

エンジニアであれば「口で話す速さぐらいでタイピングできる人」が多いので少し気になりました。

遅い、早いで優秀か否かは測れませんが「よくコードを書いている人は自然と早くなる」ため優秀な可能性が高いです

 

Unityを使っていた事

ゲームを簡単につくれる「Unity」というツールを使っているのも気になりました。

もし、ドラマ上で「天才エンジニア」として表現するなら自身で「ゲームを作るツール」を作り出すぐらいの演出したほうが面白いと感じたからです。

Unityはプログラミング、情報工学、数学、物理知識などが不要で一般人でも比較的簡単にゲームが作れるように作られたツールです。

もちろん優秀な人も理解した上で利用しているのですが腕に自身のある方はそのツール自体をゼロ作るような方もいます。

ドラマとして「天才エンジニア」として演出するならそういったツールを使わずにやったほうが演出として面白そうなんですよね。

例えるならApple創業時のジョブスとウォズニアックが「ゼロからPC作る」みたいな感じです!

それをやらなかったということは天才エンジニアではなく
あくまでアイデアの「天才ゲームクリエイター」として描写されているように思いました。

 

そのため私の結論としては主人公は「天才ゲームエンジニア」ではなく今後は「天才ゲームクリエイター」として活躍していくのではないかなと思います。

どちらにせよ、楽しみです!

 

次のページ

次は大企業の描かれ方について感じたことをお伝えしたいと思います。

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