最近増えてきているリモートワーク、テレワークと呼ばれる仕事についてです。
この度は半年ほどリモートワークで案件に携わったりしていたのでその時に思ったことを残しておこうかと思います。
今後導入してみたいとお考えの方などの参考になれば幸いです。
リモートワークとは
在宅仕事したり会社から離れて仕事をすることです。
言わずもがな、メリットは容易に想像できると思うので
今回は苦労やデメリットにフォーカスしていきたいと思います。
作業内容を自己判断でき、提案できる人材
どうしてもマメに連絡ができないため、次どのように動くかをある程度判断できる人材が必要です。
新入社員のように上司に聞かないと次どうすべきかわからない方や業界が未経験の方は、やり取りの頻度で効率が落ちる可能性があります。
作業時間を直属のリーダーと合わせてもらうなど工夫すればうまく運用出来るかもしれません。
説明力、文章力がないと辛い。
表情や顔合わして密にコミュケーションが取れないため、文章力が低い、説明がわかりにくい方だと苦労します。
リモートワークという形式上、副業で対応されている方がいる場合もあり、作業時間がずれていたり、こまめに連携が取れないため文章である程度内容をまとめてやり取りする必要が出てきます。
既に活字になっているのでそのまま資料に引用できたりするメリットもあるのですが、やはりデメリットもありますね…
あくまで個人的な意見ですが
苦労する方の特徴としては
メールやチャットで説明しようとしたら、うまく文章にできず
すぐに相手の席に行ってしまうことが多いなど、普段から文章づくりに慣れていない方は苦労するかもしれません。
説明力とは
会話もそうなのですが説明力が低い人というのは
聞いている人の気持ちになれない方だと感じています。
明らかに相手がわからない専門用語を並べたり(マウント取りたいだけ?)するのはNGですし、結論を言わずに回り道しすぎるのもNGです。
後述しているのですが直接顔を合わせないケースもあるので
顔などの表情がない分、文章の印象がそのまま相手に伝わってしまうので注意が必要です。
メールでの丁寧な話し方を知らない、メールコミュ力が低いと苦労する
どうしてもテキストベースでの会話となり
相手の表情も見えないため、間違いを指摘したり、各種指示する文章がトゲトゲしく聞こえることが多々あります。
それでお互いに言い争いになったり、仕事のモチベーションが下がったりするケースもあるので注意が必要です。
個人的な意見となりますが、女性は比較的、メールなどをに慣れているケースが多いと感じます。
男性はメールは必要なことしか入れない人が多い印象なので温かみのない文章が多いようにも感じます。
簡単に言えば普段から絵文字などで可愛らしく文章を装飾するような癖がついている人は大丈夫だと思います。
いかに文章で柔らかく、丁寧で誠実に伝えられるが大事だと感じました。
仕事出来ないことが目立つ
これはホリエモンこと堀江貴文さんも言及されていることです。
実際、目の前に居ないため具体的な進捗などの報告がないと仕事していたか判断できません。
現在の一般的な企業では出社しただけで仕事した気になってしまうことが多く、席に付いてパソコンを触ってるだけでも仕事していると評価されるでしょう。
ただリモートワークでは
今日は何をやった、次は何をするといった具体的な進捗など
聞かれたときのために持って置かなければなりません。
そういう意味では仕事の質が問われてしまうという
ある種レベルの高い仕事をしていく必要が出てくることは容易に想像できます。
良いことばかりではない?リモートワークの恐ろしさ
それが何かと言うと
一度リモートワークが浸透してしまうと今後競争が激化するということです。
土地の利がなくなる
まず場所の制限がなくなるので、田舎に住んでいる人材(他46都道府県の人材)とも競争しなくてはなりません。
東京は現在、出費も多いためもっとも年収が高い地域ですが
田舎の年収は200万もいかない方も多いでしょう。
そのような方が200万ぐらいで良いといえば、その値段に合わせて東京の人も同単価で争う必要が出てきます。
そして発展途上国の方を使う場合はもっと安いでしょう。
なのでクラウドワークスなどサービス案件が極端に低い単価になっているのはそのような理由が背景にあるためだと思われます。
ただ「安ければ誰でも良い」という企業も少ないでしょうし
企業がどちらを求めているか次第なところもありそうです。
仕事の質が問われるためいわゆる「出来ない人」は不要になる
人材も田舎、海外から確保できるため、今まで東京近郊のみだった母数も変わってきます。
そうなってくると仕事が「出来る・出来ない」で競争が起きます。
みんな必死になって結果を残そうするでしょう。
それは企業にとっては良いことですが、働いている人にとって張り詰めた空気でずっと働く必要があり、辛く感じる人もいると思います。
これらは企業にとってメリットがあることで今後推進されていく内容だと思います。なので来るべきタイミングに備えて準備は必要だと感じています。
運動不足になる
リモートワークをしていると
いかに通勤が良い運動になっていたかわかります。
運動習慣が無い方は運動不足になってしまうので
早めに習慣化することをおすすめします。
人と話したくなる、寂しい
特に単身でのリモートワークは途中で寂しくなってきます。
定期的に雑談などあるチームは良いかもしれません、ただテキストで業務のみにフォーカスしたチームだと問題が顕著になってきます。
家から出なくても良いからと行って、ずっと家にいると精神的に参ってしまいます。
会社でのコミュケーションでストレスを発散していた方は意識して別のコミュケーション習慣を構築していくのが重要だと感じました。
オンとオフの切り分けが難しい 追記2020/04/30
記述忘れがあったので追記です。
メールなどで業務時間外に届くケースもあると思うのですが、急ぎでない場合はとくに極力見ない、返信しないほうが良いかもしれません。
なぜかと言うと、一度見てしまうと返信したり、仕事のコトを考えてソワソワしてしまいます。
そして一度返答してしまうと業務時間外でも仕事の受け答えする人という印象がついてしまいますし、その連絡してくれた人にも同じように業務時間外の作業を求めてしまうことも多くなると感じます。
なので急ぎの時は電話をかけるなど別の方法で連絡するルールにしておいて極力メールや報告などは業務時間内に見る、ON・OFFをしっかり切り分けることが良さそうです。
きちんと仕事をこなしていれば、それを責められることはありませんし、最初からブレずにそのスタンスを貫けば健全な職場であればそういったことを尊重していただけると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
リモートワークは夢の働き方のように感じますが、時間がずれたり、場所も違うので今までのようには働けません。
ただ上記の問題をクリアできれば、レベルの高い仕事、質の良い仕事で常にレベルアップしながら仕事ができそうですよね。
そして通勤時間分、時間が浮きます。
例えば通勤往復が1日2時間なら年間280日=560時間=23日分の時間が浮きますし、移動や人と合わなくても良いので、感染症の問題もクリアできますし、家族がいる方はシンプルに家族とコミュニケーションする時間を多く持つことができます。
もちろん導入時のコストなどメリットだけではありませんが、私自身も経験を通して
将来的に必要になってくる働き方なのでその時代に向けて準備しておくのは堅実だと感じています。
では今回はここまでです。
本記事をお読み頂きありがとうございました。
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