今回は英文法の「動名詞」を紹介したいと思います。
文章では出て来る文法なのでぜひ読んでみてくださいね。
前回の記事
動名詞ってナニ?
動名詞とはその名の通り、名詞になれる動詞です!
そして日本訳としては「◯◯すること」と訳します。
eatだったら「食べること」みたいな感じです。
ちなみに記述はこういった形になります。
動詞+ing
見たことありますよね?
そう!これはお馴染み現在進行形で使うものと同じ形をしています。
でもこの2つ実は違うんです。
動名詞と現在進行形との違い
動名詞と現在進行形、同じingを使う仲間として共通点がありそうですよね。
でも実は
この2つ全く関係ないんです。
なぜかと言うと
現在進行系はbe+動詞ingを動詞として使うもので動名詞は動詞ingを名詞として使うものだからです。
要するにもともと役割が違うんです。
なので割り切って全然違うものと覚えた方が良いかと思います。
どうやって使うの?
では例を出してみましょう。
もし「食べることは難しい」と言いたい時どのように言いますか?
ほかにも言い換えはたくさんありますが動名詞を使っても表現することができます。
Eating is difficult.
食べることは難しい。
いかがでしょうか?
以前、頭の主語Eatingの場所には名詞や代名詞しか使えないことはこちらでお伝えしたと思います。
でも文法的には「Eat is difficult.」とは言えないのでなんとかこの「Eat」を名詞したいなーと思いますよね。
そこでeatにingをつければ万事解決なんです!
単語力がないときにも便利
実は動名詞は私のように単語力がない方には話すときや伝える時に便利なテクニックなんです。
例えば「meal」(食事)という名詞が思い出せないまたはわからないとしましょう。
その時に「食事は難しい」と言いたいと仮定します。
言いたい文章は
A meal is difficult.
食事は難しい。
なのですが「meal」という単語が思い出せません。
でも「eat」という動詞は知っています。
そんな時に言い換えが可能です。
Eating is difficult.
食べることは難しい。
細かいニュアンスは違いますが、何も言えず沈黙するより伝わる可能性が高くなるのではないでしょうか?
そう!単語がわからなくても動名詞を使えば言い換えが可能なのです。
英語でわからない単語を説明したりするのって本当に難しく感じますよね・・・
でも他の文法もそうなのですが、英語にはわからなくても置き換えるテクニックがいくつかあります。
その一つが動名詞なのです。
とても便利ですね~。
よく聞く Thank you for ~
名詞にしたい時にingをつけて動名詞にするということをお伝えしましたがよく普段耳にする文章の中にもこの例があります。
Thank you for ~.
~してくれてありがとう。
というフレーズはご存知ですよね。
そしてこの最後の「for」は前置詞です。
品詞の記事でもお伝えしましたが、前置詞の後には必ず「名詞」がきます。
動名詞を知らないで前置詞の後に必ず名詞がくるということを知った時に不思議に感じた人もいるのではないのでしょうか。
例を言うと
Thank you for coming.
来てくれてありがとう。
動名詞を知らないでこんな文章が来ると「for」の後に動詞が来てるじゃんって思いますよね。
でも実はこの「coming」は名詞だったんです。
だから前置詞のあとにきていたんですね。
まだ動名詞には秘密があります・・・
混乱すると思ったので控えていましたが、動名詞にはまだ秘密がありましてそれは以前お話した自動詞と他動詞に関係があります。
こちらの記事で動詞には自動詞と他動詞があるということはお伝えしました。
この2つの違いは
・自動詞は自分(主語)だけで行動が完結する。
・他動詞は自分(主語)と他の何かで行動が完結する。
でしたよね。
実は動名詞にも自動詞と他動詞という分類があります。
では先程の例を取り上げてみましょう。
- Thank you for coming.
来てくれてありがとう。- Thank you for coming to my party.
私パーティに来てくれてありがとう。
この2つ、動名詞の部分を動詞として見ると
最初の文章は「come」という動詞の後に何も目的語がきてないですよね?
これは厳密に言うと
「coming」という動名詞は自動詞として使われているので後ろには何もありません。
そして
「coming to my party」は他の何か(ここではmy party)と完結した他動詞として使われているので後ろに「my party」がきています。
もっと詳細に動詞を名詞にできる
最初に動名詞は「~すること」と訳せるとお伝えしました。
でもこの動名詞の他動詞バージョンを使えばさらに詳細に動作を名詞として表現できます。
では最初の例を変えてみます。
Eating an apple is difficult.
りんごを食べることは難しい。
このように詳細に動詞を名詞に変えることができます。
最後に
今回は過去の文法が多く絡んでいたので少し難しい内容でした。
毎回お伝えしていますが、一度で覚える必要はなく何度も読み返すうちに身につけていただけたらと思っています。
また記事の中でも過去の文法の説明などはリンクや簡単説明をいれていきたいと考えておりますのであまり気にせず読み進めていただけたら思います。
あと日本語を話していてもそうなのですが、単語を忘れた時にある程度説明することができますよね?でも英語だと難しいことも多いかと思います。
動名詞もそうですが、文法を使えば少ない単語力でも言い換えができるようになります。
なによりそれを使えば会話を続けやすくなるので文法を覚えることはアウトプット面ではメリットが多いです。
なのでぜひ今後も一緒に勉強していきましょう。
ではここまでお読みいただきありがとうございました。
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