これまで英文法の「比較や最上級」を用いて
「より良い」や「ほかの何よりも最高」という表現を学んできました。
しかし「同じぐらい」と言うときはどのように表現するのでしょうか?
それが今回紹介する「同等」で解決することができます!
ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
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同等って?
例えば日本語で「あなたは私の弟くらいサッカーが好き」と言いたいとします。
どのように言えば良いでしょうか?
まずあなたが言いたいのはその人がサッカーが好きということなので
You like soccer.
あなたはサッカーが好き。
ですよね。
ここに更に「私の弟ぐらい」という説明を追加していきましょう。
しかし「○○よりも」という説明なら以前学習した比較の文法で可能ですが
「同じぐらい」どのように表現するのかわかりませんね・・・汗
同等のルールは「as 形容詞 as SV」
そんなときに使うのが「同等」という表現です!
形としてはこのような形になります。
as 形容詞 as SV.
ここで言うSVはSubject(主語)のS、Verb(動詞)のVです。
要するにここに文章がまるまる入るってことなんです。
「なぜasの後ろに形容詞?どうしてasが2つも?」と思うかもしれないのですが
これはもう使って覚えていくしかないお作法なのです。。。
「同じぐらい」で説明してみる
ひとまず使ってみて慣れていってみましょう。
これがさきほどの「あなたはサッカーが好き」という文章です。
You like soccer.
この文に「as 形容詞 as SV」でさらに説明してみましょう。
今回は形容詞の箇所は好きを強調する「much(たくさん)」を使ってみましょう。
ちなみに英語では数を数えられる名詞には「many」、数えられないものは「much」を使うなどとわかりにくいルールがあるのですが。。。
「好き」という感情は目に見えないし、数えられないのでそういうときは「much」を使っちゃいましょう。
ルールに当てはめてみる
では「as 形容詞 as SV」に当てはめてみますね。
as much as my brother likes soccer.
私の弟が好きなくらい
さあ、これで言いたいことの説明パーツができましたね!
これをさきほど作った文章に合体してみます。
You like soccer as much as my brother likes soccer.
これを英語の順序で日本語訳にしてみると
あなたはサッカーが好き。私の弟がサッカーが好きなくらい。
どうでしょうか?
しっかり弟と同じぐらい好きなことは説明できていますね。
省略されたりもする
ちなみに言わなくても続きがわかるようなものは省略されたりします。
You like soccer as much as my brother.
あなたはサッカーが好き。私の弟ぐらい。
といった感じです。
よくある引っ掛けがあります
では「同等」の表現がわかったところで
この文法を用いたよくある引掛け問題があるので見てみましょう。
あなたはサッカーが好き。私と同じぐらい。
と言いたいときにどのように言いますか?
You like soccer as much as me.
と答えてしまう方もいるのではないでしょうか?
これは最後の「as」が前置詞に見えてしまうことで勘違いしてしまうのですが
ここではさきほど話したようにここにはSVのS(主語)が来ます!
そして正しくは
You like soccer as much as I.
あなたはサッカーが好き。私と同じぐらい。
となるのです。
なので「as 形容詞 as SV」という基本は忘れないようにしましょうね。
最後に
今回は同等について勉強していきましたがいかがだったでしょうか?
「as」を使った特殊な表現でなかなか馴染みにくいものだったと思います。。。
ただ何度も読んだり使って覚えていくものなので自分のペースで良いのでどんどん使っていきましょうね。
ではここまでお読みいただきありがとうございました。
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