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Firebaseを入れて分析してみよう! その1 プライバシーポリシー編

Firebaseを入れて分析してみよう! その1 プライバシーポリシー編 Unity

Unityでアプリを開発する上でFirebaseというものを組み込むことになったので
こちら備忘録として残しておきたいと思います。

今回は第一章としてFirebaseAnalyticsの説明とプライバシーポリシーについてご紹介します。

Firebaseとは

Googleが提供する様々なモバイルアプリ開発支援ツールセットみたいなものです。
本記事では主に無料の「Firebase Analytics」という分析用のツールを使ってみたいと思います。

 

Firebase Analyticsとは

「Firebase Analytics」はFirebaseに含まれている解析用のツールです。

これまでは同様の機能として有名な「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」が使われていました。

こちらも以前はUnityでも利用できたのですが2020年現在、主に「Google analytics 360」という有料会員のみ利用できるサービスになっており、すでに無料で利用できなくなっています。

調べていると有料ユーザーは仕方なく提供してると行った雰囲気を感じたので
Googleとしては新しく用意したツール(Firebase)に移行してほしいというのが本音なのかもしれません。

 

何ができるの?

「Firebase Analytics」ではアプリ利用者の情報を収集して、今後のアプリのクオリティアップや更新の内容を決めたり、分析したりします。

主にアナリティクスと同様の利用方法ですね。

 

分析ツールでの情報収集は一般的

稀にITに疎い方が

情報収集されている?怖い!

と考えている方が未だにいたりします。

ただ現在様々なSNS、ショッピングサイト、検索エンジンなどパソコンやスマートフォンを利用する上で必ず使うサービスがあなたの趣味趣向を収集して分析しています。
(Googleの趣味にあった広告、Amazonのおすすめ商品など)

Googleに至っては悪用しない前提ですが、Googleフォトなど、個人の顔の特定まで出来るビックデータ(大量のデータ)を集めていそうです。

なので悪用しない前提の情報収集はもはや一般的です。
上記の有名アプリ以外にも普段使っているアプリの利用規約やポリシー周りを一度見てみるとほぼ必ずと言っていいほど情報収集されているので一読してみるとよく分かるのではないでしょうか。

 

利用するにはプライバシーポリシーが必要

もちろん

開発者はその情報収集で得た情報を目的以外には利用はしないこと

をプライバシーポリシーと呼ばれるもので宣言しないといけません。

最近ではアプリをリリースする上で必要なAppStore、GooglePlayStoreも
提出時には開発者にプライバシーポリシーのURL提出を義務付けていたりします。

 

恐ろしき、海外ドラマ「シリコンバレー」の例

こちらのドラマはご存知でしょうか?
アプリ開発やウェブプラットフォームでのプログラマー、エンジニアを題材にしたアメリカの人気ドラマなのですが、この舞台になっているカリフォルニアでは州法で

「未成年などの子供から情報収集」

を禁止しています。

そして登場人物の一人がアプリ規約に未成年者の項目を付け忘れたことでめでたく州法にふれてしまい、「未成年者の利用回数x1回利用あたりの罰金」で凄まじい罰金を課せられることに。

とても恐ろしいですね。
調べていると子供に大人気の中国産TikTokも6億近くの賠償をしていました。

 

アプリの場合

iTuneConnectやGooglePlayなどアプリ登録時には情報収集していることを隠さず指定する項目があります。

この辺りをきちんと指定すると13歳以上になることが多いですが、海外にリリースを予定されている方はとくに注意が必要そうです。

今一度確認しておいた方が良いかもしれません。

 

実はYouTubeにも影響がある

YouTubeの本社はどこにあるかご存知でしょうか?
まさにカリフォルニア州です!

なのでこの州法、もろに影響を受けています。

少し前に子供に対してのコンテンツが広告単価が下がるという問題ありましたよね?
あれは州法でプライバシー保護が厳罰化されたことによって起きたと思われます。

子供から情報収集できないと

子供から情報収集できない

適切な広告を出すことができない

広告のヒット率が下がる

広告主からお金が入りにくい

という構造があるため
子供をターゲットにしているチャンネルは肝を冷やしたことと思います。

ただこのあたりのバックグラウンドを知っていると

プライバシーポリシーは書かないと!

と思えるのではないでしょうか。

 

私自身のプライバシーポリシーサイト

このブログもアナリティクスで解析しているため独自のプライバシーポリシーを用意しています。

ブログ運営では広告表示のため、個人情報(端末や曖昧な地域など)がある程度は収集されています。

アプリ開発の場合も人によっては「はてなブログ」や「GitHub」など置き場所は異なりますが、URLでアクセスできるようであれば特に制約はないように思えます。

個人的には無料ブログでも良いのでページを作っておくことがおすすめです。

※ちなみにプライバシーポリシーには権利発生するため訴えられる可能性があります。コピペなど商用利用できるフリーもあるようなので必ずお探しの上ご利用ください。

 

次回

アナリティクスでプライバシーポリシーがなぜ必要かご理解いただけましたでしょうか?
ひとまず今回はFirebaseアナリティクスについてやプライバシーポリシーの紹介のみとなります。

次回はUnityプロジェクトに導入する方法やログを取ってFirebaseダッシュボードで確認する方法などを紹介させていただきます。

ではここまでお読みいただきありがとうございました。

 

続き(2020/04/20)

続きの記事を書きましたのでぜひお読みください。

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