「ゲーム業界に入る前にしておきたいこと」としてお伝えしてきた本シリーズの番外編です。
私が「なぜゲームプログラマーを選択したか」それには難易度を考えた上での合理的な判断がありました。今回はその点についてお伝えしていきたいと思います。
これまでの記事
これまで本シリーズでは実際新卒でゲームクリエイターになった筆者が「ゲームクリエイターになるために知っておきたい」ことを実体験を元に綴っていくものとなります。
最初から読むと理解しやすいと思いますのでぜひ一読してみてください。

マインドや当時の生活など細かいところまで描写しているので
「ゲーム業界に入るためにはこれぐらいしないといけない」という点で非常に参考になるかと思われます。
元々は「ゲームプログラマー志望」ではなかった話
これまでの記事をお読みになった方は私が元々「プログラマー志望」と思われている方もいると思うのですが、最初からプログラマーを希望していたわけではありません。
本音を言うと最初「プログラマーになるのは嫌」でした。
プログラマーは不人気
個人的な意見ですがゲーム業界目指される方のほとんどは「プログラマーになりたい」って言う方自体少ないと思います。

子供から見ても、他職種に比べるとプログラマーって地味ですし
実際何してるかわからない仕事ですよね。
どちらかといえば「理系って難しそう」という人が世の中には多いのでそういうニュアンスで避けられてる感じはあります。
イメージとしては下記のような感じですね。

なんかむずそうって感じで避ける人も多いです
なぜ「ゲームプログラマーになろう」と考えたか
そういう元々理系科目が苦手だったのでプログラマーに避けるのが当然の流れですが
実際はそうしませんでした。
ではなぜプログラマーを選択したか順を追ってお伝えしていきたいと思います。
入学前から「ゲーム業界は難しい」ことを知っていた
もし知らずに専門学校や漠然と大学に入った方は
「ゲーム業界に入る難易度」に驚いた方も多かったと思います。
ただこの情報自体は10年以上前からネットでも有名な話なので覚悟していました。

「それでも俺は絶対にゲームクリエイターになる!」
って気持ちがありました。
何がなんでもゲームクリエイターになる
私の場合、入学当時から「絶対にゲームクリエイターになる」と決心していました。
もちろん、最初は楽しそうな
になりたかったのが本心でした。
勉強も苦手でしたし、特にそういう人はプログラマーを避ける人がほとんどだと思います。
なぜプログラマーを選んだかというと

努力でカバーできるものを選ぼう
と考えたからです。
ギャンブルはできない
才能があるかわからないジャンルでかつ、難易度が高いものでギャンブルするよりも
確実に積み重ねて「努力でカバーできる」プログラマーを選びました。

そのギャンブルに失敗して、勉強した数年&数百万を棒に振るが
嫌だったのでそのような考えでした。
(親の反対押し切って学校に入ったので…)
そもそも「ゲームクリエイターになる」のが夢だった
プログラマーを目指すのは億劫でしたが
でも「ゲーム業界に入れないのはもっと嫌だった」というのが本音です。
そして専門学校に入ってから色々情報収集していると

- どうやらプランナー、コンポーザーになるのはギャンブルだぞ…
- デザイナーは元々のスキルが足りないし、カリキュラムにない。
- プログラマーは学校で0から勉強した人でも業界入りしてる人も多い…
- 「プログラマーにステ振りMAX」で行くぞ!
と言った感じで
自然に「プログラマーになる」マインドを切り替えてました。
余談:「好き」とは「ただの触れあった時間」
こういうことを言うと

好きな仕事につけないなんて…
と考える方も多いと思います。
ただ「好きとは触れ合った時間」、後でどうにでもなります。
長く触れていると情が湧いて「自分にとって特別なもの」になっていくものだと気付かされました。

最近読んだ本でもそう書いてあったのでハッとしました。
そしてプログラマーになる頃にはプログラミングがするのがたまらなく好きになってました。

今は全く後悔もなく、もはや私のアイデンティティです。
余談:「幸せの青い鳥」、「白馬の王子様」を探しすぎない
ゲームクリエイター以外もそうですが、よく

自分には「もっと合った仕事」があるはず…
とチャレンジするものの、すぐに投げ出してしまう人がいます。
こういう方はずっと「答えが出ないまま」という方が多いです。
そしておとぎ話のように「ずっと続けられる好きなものが現れる」ということなどはありません。
理由は「好きになるまで長く続けられてない」からです。

過去の自分が長続きしない、ミーハーな性格だったので
まさにそういう心理でした。その数年後に「自分には何も残されてない」と絶望したのは当然の結果でした。
次は実際にプログラマーを選んだ理由をお伝えしていきます!
コメント