アセットは使うかの「私のボーダーライン」
もちろん目的に合わせて基本的にアセットは使った方が良いと思っている前提ですが
その中でオリジナリティを売りにしていきたい方も多いと思います。
あくまで自分用かつ、こだわって作りたいゲームの時に限るのですが、ここはOK、ここはアウトじゃないかをまとめてみました。
プログラムは基本OK
目に見えないからです!
このミドルウェア使っている!
とかって基本判別できないです。
ただ少し過剰かもしれませんが、コーギーエンジンを使っているとかカメラの動き(見た目)で
エンジン、プラグイン臭さが残ってしまうので、それも消せるとよかったりするかもです。
「あれ?」と疑心暗鬼にさせてしまうと全て疑われそうなので
プラグインっぽい挙動は消す方が安心かもしれない…
背景やマップなど
3Dモデルのマップなどの背景素材ってプロの現場でも
写真を撮影してきたもの、アセット系の素材をベースにしてモデリングしていたりします。
なので世界にきちんと溶け込んでいて、あまり凝視しない素材なら許容範囲ではないでしょうか。
ただデザイナーの方でテクスチャのクオリティの違いなどで判別できる人もいたりするそうです。これはかなりの少数なのでそこまで考えなくても良さそうですね。
キャラクターは気になる
主人公やキャラクター、プレイヤー部分はゲームの根幹部分だと思います。
どうしてもゲームプレイ中にずっと画面に映るのでずっと意識させられます。
プレイ中、ずっとそのことが頭から離れない恐れもあるので個人的には避けたいところです。
オリジナルや手作り感を売りにしてるゲームにおいてメインキャラがアセットだと「ほかも素材なのかな?」と感じたりしそうです。
ちなみに特定キャラを全面に押し出しているタイトルは
そもそも目的が違うと考えられそうです
BGMは可能であれば
一般的には視覚の方が優位だと思われるので
見た目ほど神経質になる必要はありませんが、気づく人も少数ですがいるかもしれません。
余談ですが、子供の頃にジャンプで連載されていた「幽遊白書」と「忍空」というアニメがあったのですが、忍空を見ていた時に幽遊白書で聞き覚えがあったBGMが流れた時にこう感じました。
音楽を使い回すものなのかぁ…
もちろん悪気もなかったのですが、子供なりにオリジナルBGMではないことに少し安っぽさを感じたのは否定はできないように思います。
今となってはBGMは「ゲーム音楽」というぐらい一大ジャンルを築いています。
オーケストラでコンサートが開催されたり、かなりのファンがいることが予想される箇所です。
それなりに注目されている点だと考えると
頑張って自作する価値もあるかもしれませんね
「SE」は自然なものであればOK
個人的にはSEは背景と同じで違和感、世界観に溶け込んでいれば
そこまでオリジナリティを損なわないものだと感じています。
「風の音といえばこれ」、「炎の音はこれ」と大体共通の感覚を持っていて、「爽快か、違和感の有無」程度でオリジナリティは求められていないと思っています。
「メタルギアソリッドの発見時の音」や「マリオ関連の音」などの素晴らしいSEはありますが、他の要素で売れたからこそ有名になったところもありそうです。
アセット利用はレゴブロック?
昔からDTM(パソコンでの作曲)をされている方はわかると思うのですが
と比喩されることもありました。
音楽理論を知らなくても並び替えるだけで完成してしまうので
一部の方からこう例えられるのも仕方がないのかもしれません。
要するに彫刻マニアな方はレゴブロックでは
満足できないということですね…
なので使う使わないは置いておいて、そういう目線でゲームを見る人も一定数いるということを知っておくことも大事そうだと感じました。
最近は有名なミュージシャンもループ素材は活用してたりするのでそう考えると今となっては抵抗がある人も減っている印象です。
結論「アセット利用は戦略による」
見えない部分やユーザーが感知できないレベルならヘビーユーザーにも響くゲームを作れそうです。
ビジネスや別の目的(ゲームの完成を優先、コストの削減など、アイディアの実現)に必要なら、ユーザーもそれを受け止めてくれそうな気がします。
そもそもカジュアルゲームとして認識されているスマホアプリはそこまで素材についての嫌悪感がないような気もするので気にしなくて良いかもしれません。
私のように「昔、夢を見させてくれたゲームを自分でも作り上げたい…!」みたいな人は見える部分のアセットには気を配った方が同じ世代の人に響きそうです。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は個人ゲーム開発者の悩み「アセット使うべきか問題」についてあくまで私の感覚で語ってみました。
私自身「オンリーワンのゲームが多かった時代のゲームに憧れがある」というのもあって偏った意見になっているかもしれないですが、普段アセットも全然使うこともあるのでそれ自体が悪いという意味ではないことをご理解ください。
そして自分なりの感覚を本記事で言語化できたことでタイトルによって「ここは自分で頑張ろう」とか「ここはアセットを利用しよう」というボーダーラインが見えてきた気がしました。
自身が目指している目的に合わせて
ルール付けすることが大事そうです。
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では本記事はここで終わりたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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