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創作活動のポリシーについて(主にAI利用)

AIの利用についてはゲーム制作と動画制作(チャンネル運営)においてスタンスを分けています。
その内容について細かく紹介いたします。

音声解説

概要を知るのに便利なAI音声による解説を追加しております。

 

ゲーム制作

ゲーム制作においてのAI利用について

アート部分

ゲーム制作のアート部分において、現時点で権利の所在や学習経路が不明確なAI生成アートなどは使わないようにしています。

理由としては目に見える部分の権利が不透明なものを遊ぶことでユーザーの方がモヤモヤした気持ちを持つこと自体が体験の質を損ねると考えているためです。

事務的な利用

またAIを使って検索の代わりに調べ物をしたり、間違いを修正してもらったりは利用しています。
シナリオについても自分で作ることは心がけています。

ただ案だしの段階で意見を貰ったり、相談するレベルの利用はあります。またゲームの資料をまとめたりする事務的な作業にも活用しています。

プログラムでの利用

プログラムに関してはバグ調査や、アイデアのたたき台程度に使っております。
こちらについてはほとんど自分のコードになるのと、自分が理解できないもの作れないものは利用しないようにしているので制作者自身の判断に基づき、限定的に利用を認めています。

プログラムの歴史的に今まで色々なコードが組み替えられてきた歴史と目に見えない部分などユーザー体験を直接損ねないという理由で他分野と比べて運用方針を緩やかに設定しています。

特にプログラム分野においては、アート分野に比べるとAI活用が職業構造に与える影響が比較的限定的であるとも考えております。

音楽について

音楽についてはアートと同じく、ユーザー体験として直接関わる部分となりますので
外側の表現として出るものですので自作を心がけています。

もしアートや音楽素材が不足した場合でも生成AIは使わずに極力の既存のアセットや無料素材を使うことでAIによる権利の不透明さを避けるようにしています。

 

 

動画制作やブログ記事について

チャンネル運営や動画制作、ブログ記事においてのポリシーです。

引用に収まる範囲

以前の動画でも紹介しましたが、動画制作ではAI利用はメインのコンテンツにならないように配慮しています。

著作権でいうところの引用の範囲に収まる形を意識しています。

既存素材で代替を検証

動画内でAIアートを使う場合でも、既存の無料素材(非AI製の無料素材)を優先して利用するようにしております。(いらすとやさんなど)

見つけられなかった場合などは使うことも許容しており、その際は概要欄に利用の旨をかならず記述します。

動画や記事において「伝えること」に比重を置いている

動画においては芸術作品として映像を作っているわけではなく、ユーザーの方にわかりやすく情報を伝えることを大前提にしているため、動画制作のほうがAI活用は活発に行っております。

動画内容の草案メモから、会話のやり取りをAIにたたき台を作って、そこから理解できる形に全体を修正する方法を取っています。

これはわかりやすく伝えること、音楽を聞いてもらうことがメインのコンテンツのためです。

そのため動画制作はゲーム制作の2次的な制作活動であるため、こちらのAI利用は表現目的に応じて段階的な方針にしています。

音楽についても同様に聴くためのコンテンツのため、その情景を補足するのにマッチした生成画像を利用することを許容しています(著作権上の主従関係の考え方に近い立場を取っております)。

 

 

翻訳について

動画においての翻訳については基本的に「伝える」という点に重きを置いているので日本語以外の言語ではAIを利用する予定です。

ゲームにおいても、特に予算が限られるプロジェクトではその旨を表記して利用すること、AIを活用した翻訳サービスなども増えてきているのでそちらを利用する可能性もあります。

ただ翻訳については和訳のセンスも関わると考えており、物語の本筋を絡めた上で意図通りに現地の文化や人の感情に合わせた表現を出来ることも理解しております。

これはデザインや音楽、アート部分に関わる表現部分に関わる部分ですが、あくまで予算が限られる場合においてのAI利用というスタンスです。

 

 

作品ごとのポリシーも検討中

ゲームタイトルによっては表現する内容に応じてAIが必要なケースもなると思います。
そのため作品ごとにAI利用ポリシーなどを記述するべきだと感じております。

またこれまで暗黙の了解になっていたアセット利用、素材利用なども含め
生成AI時代となったうやむやになっていたライセンス周りについての明記が必要になってきていると感じています。

どういったアセットを利用しているか、そもそもアセットを使っているのか、音楽においてもAI利用したツールやループ素材の有無、打ち込みでの作成など

そういった創作過程の手順やライセンス周りを明白していく必要を感じております。
これを例えるならコピー印刷した作品を本物と販売してしまう構造と似ており、AI利用の可否以前に消費者心理的に許されるものではないと感じています。

そのため、作品ごとにどういったスタンスで創作しているかも今後まとめていきたいと考えております。

 

 

終わりに

これが本チャンネルでのAI利用ポリシーとなります。

運営者にとっても大前提としてAI利用は否定しておりません。
しかし、ユーザーの方や視聴者を欺いてAI利用をすることは、ユーザーや視聴者に誤解を与える行為に繋がりかねないと考えております。

そして将来的には、各々が許容できるAI利用範囲の作品のみを各々が楽しむ時代だと感じており、こういった制作の内訳がわかるのが当たり前の時代がやってくると考えております。

そのため不透明な創作活動はゲームや動画において、楽しんでいただくことの障害になってしまうと考えているため本利用ポリシーを掲げています。

今後も社会の風潮や流れによっては改定していくことも考えておりますが
ここを見れば現在どういったスタンスなのかがわかる、透明性の維持のために作成いたしました。

今後もAI技術や社会的認識の変化に応じて見直しを行い、安心して作品を楽しめる環境づくりにつとめたいと思います。

 

 

関連する動画

過去に投稿した動画から意図などはご理解いただけると思います。

AI作品が嫌われてしまうのはなぜか考察

 

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